のほほん

*有限会社 阿部工務店

設計図が完成すると、数社に見積もり依頼をし、建築業者を決める事になった。 我が家では、3社に見積もりを依頼したのだが、実は、見積書が出る以前から、その内の1社である有限会社 阿部工務店に仕事をお願いできればいいな・・と考えていた。

それと言うのも、この 阿部工務店 さんは、 島田建築設計室 同様ご近所さんであり、丁寧な仕事棟梁の人柄の良さが評判だったからである。
(この評判は、ご近所の各方面に 絶大なる 《オバチャンネットワーク》を持つ、 超事情通な私の母 が仕入れて来た情報なので、間違いないのである)。

ありがたい事に、見積りの面でも、3社の中で一番低い金額を出して頂けたので、希望通りに仕事を依頼する事ができた。

ちなみに ウチの義母様は、棟梁のファンになったらしい(笑)。

竣工後の現在も、壁面収納の棚板を制作してもらったり、強風で飛んだ実家の屋根を修理してもらったりと、何かとお世話になっております。


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かえるライン

*その他の業者さんのこと

今回の工事にあたっては、阿部工務店さんの他に、設備関係の工事を「別注」と言う形にして とある設備屋さんにお願いした。
 こちらの設備屋さんは、義父様の同級生(幼馴染み?)って事で、義父様からも「アイツの所に頼んでやってくれ」なんて言われていた為、 特に深く考える事なく依頼する流れになったのだった。

・・・だけどまぁ、工事前の打ち合わせの段階から竣工するまでの間、気持ちよく顔を合わせる事の少ない(できない?)タイプのお方だった。

『工事の監理は建築士さんにお任せしてあるから、そちらでお話して下さい』と、工事前からず〜〜っと言っているのに、何かと言えばすぐに 直接我が家に電話を掛けて来た(それも朝の6時とか!)。

指定された物と違う品物を間違って発注しちゃったんだけど、それでいいかな?」って電話して来た時も、せめて「申し訳ないんだけど」の一言があれば良かった んだけど、それどころか「要は、お宅で我慢してもらえればいいんだけどさ」なんて言ってたし。
 そう言えば、見積書が出て契約をして、工事が着工した後になって「実は、見積もり金額に工事代金を入れてなかったから、別途請求します」なんて、笑い話にもならない事を言い出されたりもしたなぁ・・・。

「知り合い」って事で甘えられちゃったのか、ナメられてたのか、元々そう言う仕事をする人なのか判らないけれど。

・・・結果的に、阿部工務店さん は「知り合いに頼んで成功した例」、この設備屋さんは「知り合いに頼んで大失敗した例」になった感じだ。

  ちなみに、私が設備屋さんと 初めて顔を合わせた時の事が ブログに書いてあったので、それをそのまま 下に転載しておきます。
同級生同士設備屋さん義父様が、「ちょっと難しいお年頃♪」だって事が何となく伝わって来ると思います(笑)。
そして、ブログの内容は、実際にあった事を『10分の1程のマイルド』に加減してあると言う事を、前もってお知らせしておきます(涙)。

その後、様々な葛藤が起こったであろうと言う事を、皆様それぞれ ご想像にてお楽しみください(笑)。


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            ◎設備屋さん◎       2005年4月9日
                       
」の件で、おそらくお世話になるであろう、設備屋さんと打ち合わせ(?)をして来た。

こちらの業者さんは、義父様の同級生だそうで、家を建てる計画が持ち上がった段階で、義父様直々に「設備関係は、アイツに頼んでやってくれよな」と言われていたのである。
で、やっと業者選びの段階になった今、その設備屋さんと建築士さんとで連絡を取って頂き、見積もりやら説明やらを、してもらう事になっていた。
建築士さんの方は、手はず通りに、設備屋さんへの電話をしてくれたのであるが・・・。。。

設備屋さんが、妙に勢い込んでしまって、その後は建築士さんと話を進めてくれれば良いものを、旦那の実家に押しかけてしまったのだ。
それも、義母様一人で過ごしている、平日の午後に。
いきなり押しかけられた義母様は、困って私に電話をして来た。
設備屋さんと電話を代わってもらい、私からも「後は、設計士さんと話をしてください」と伝えたのだが、納得してくれない。(と言うか、何を言いたいのかが不明)。
転勤したばかりで忙しい、旦那の職場にまで「電話していいかな?」なんて言い出すので、さすがに「それはちょっと・・・」とお断りしたのだ。
結局、旦那から電話をする事になり、今回の打ち合わせとなったのであった。

で、その「打ち合わせ」にて、設備屋さんが、何を私達に伝えたかったのかと言うと・・・。。

「俺は、下請けで仕事をしたくない。設備は別注にして欲しい」
「大工は、俺の知り合いに頼んで欲しい
「トイレや風呂は、俺と一緒に選んで欲しい」・・・って事なのであった(涙)。

下請けは嫌だ」って話は、電話の段階でも強く希望されていたので、「ローンの関係もあるのではっきりお答えできませんが、出来ればそうしたいと思います」と伝えてあったし、大工さんの件に関しては、すでに3社に見積もり依頼をしてしまってあって、今更、私達には何の関係もない所にお願いするつもりもない。
「トイレや風呂・・・」に至っては、すでに「どこのメーカーの、品番△」まで決定済みである。
その旨を、旦那がきっぱり告げると、何だか腑に落ちない表情で、「じゃ、建築士さんと連絡を取ってみますよ」と。

だ〜か〜らぁ・・・。。初めから何度も、「建築士さんと話してくれ」って言ってたじゃないか、私達は。
義父様の意見を尊重して、そちらに声を掛けたまでなのに、しかも、下請けは嫌だと言うから、別注でなんとかしようと画策してるって言うのに、さらに、夫婦共々忙しい休日の合間を縫って、出向いたって言うのに、「声を掛けてくれてありがとう」どころか、「主役は俺だ」みたいな態度は何なんだ・・・。。。

せっかくここまで辿り着いた設計を、アナタの勝手で変更する気になんかならないでくれーー!!

そして、さらにその後、面倒な話に突入するのであった。

設備屋さんも私達も、何か腑に落ちない感覚のまま、打ち合わせは終了した。
せっかくなので、帰る途中で旦那の実家に顔を出す事にした(設備屋さんと実家は、近所なのだ)。
そこには、義母様と、仕事も透析もお休みでくつろいでいる義父様がいらっしゃった。 いつも通りの、実家の休日である。

そして義父様は、旦那の顔を見るやいなや、開口一番、
なんで設備屋に、アイツを選ぶんだ??」と、言い放ったのだった。

・・・えぇぇえええ!!!だって、だって・・・。。。そんな大ドンデン返しって???(泣)。

ここからは私の推測なのだが、どうやら義父様は、
「自分の紹介にも関わらず、設備屋さんが自分を通さず話を進めようとした事」、
愛する妻が一人でいる時に押しかけて来て、家に上がり込んでお茶を飲んだ事(笑)」、
「嫁の私にいきなり電話をした事」などで、ご立腹の様なのだ。
慌てて旦那の顔を覗き込んだが、時すでに遅し。旦那、かなりのムカっ腹状態である(涙)。

・・・そりゃそうだ。
だって、何でそんなに設備屋さんに対して、皆が気を遣っているのかと言えば、 「アンタの同級生だからじゃないか〜〜!!!(号泣)。

アイツに頼んでやってくれ」間違いなく聞いたぞ、この耳で。
ま、義父様本人も、それがわかっているだけに、余計に不満のやり場がないんだろうけど。。

あのね、義父様&設備屋さん、ここで冷静になって考えてみてください。
今、話しているのは、ワ・タ・シ・タ・チの「」だって事を・・・。。。

しかし、「良い嫁の掟(作者:私)」の第一条には、「義父母にたてつくな」という条項があるので(笑)、とりあえず「ちょっと困った表情」をして、何やら「真剣に考えているフリ」を続けつつ、頭の中で、「森のクマさん」をリピートしながら、時が過ぎるのをやり過ごす私であった。

皆さんそれぞれ(当然私も含めて)、様々な「個人的感情」がありましょう。
各自、自己責任で、心の葛藤を越えて行きましょう。
・・・で、私達、これからどうしたら良いのでしょう???
建築士さんにまで、被害の輪が広がらない事を、祈るばかりでありました。

♪ある〜日 森の中 クマさんに 出会った〜 花咲く森の道〜 クマさんに 出会った〜〜♪♪


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