のほほん

*私達が希望したこと

島田建築士と打ち合わせを開始するにあたり、私達が用意した「家」に対しての要望は、概ね以下の様なものでした。
(ハウスメーカーとの打ち合わせの際も、ほぼ同様の要望を出していました)

☆ 「L字型」or「コの字型」、もしくは「ロの字型」の建物にしたい
 (要するに中庭スペースが欲しい)
☆ 将来的には、年老いた親との同居の可能性があるので、
 1階の陽当たりの良い場所に和室を設けたい。
☆ その和室から近い場所に お風呂・トイレが欲しい
 (しかし、深夜の入浴等の音の問題があるので、隣接するのは避けたい)
☆ 木の感じを多く取り入れたい
☆ キッチンは対面式
☆ お風呂場から見える(もしくは出入りできる)坪庭が欲しい


あとは、住宅雑誌やテレビを見たりして、「いいな〜」と思ったりした事を、
打ち合わせの際やメール連絡をする時などに、その時々で伝えていました。


【このページの上へ】

かえるライン

*これぞ望んだ打ち合わせ

私達が最初に出した「家のイメージ(要望)」を考慮して、島田建築士が 何パターンかの平面図(間取り図?)を用意して下さり、そこから具体的な設計の話が始まる事になった。
(各メーカーとの打ち合わせも、流れは大体同じだったけれど、初めに用意される平面図は、大抵1種類だった)

最初に提案された数パターンの図面全てで、上に挙げた「要望」の全てが取り入れられている事に、私達はめちゃくちゃ感激した。
・・・だって、メーカーとの打ち合わせの時は、同様の要望を出していても「このご予算ではちょっと・・・」なんて、『対面式キッチン』くらいしか図面に反映されていない事が多かったからだ。

だから今度は、「要望を取り入れてもらえて感激だけど、実は予算を考慮するのを忘れちゃってるんじゃないのぉ?」なんて、妙な勘ぐりをしてしまったりもした(笑)。
そして、一度自分達の要望が反映されるとわかると、その後の打ち合わせが より一層楽しみになって行き、本屋に通っては住宅雑誌やインテリアカタログをせっせと開き、普段《会話の無い夫婦》である私達が、色々話し合ったりしてしまうのだった(笑)。

打ち合わせの最中はと言うと、私達の『曖昧で漠然とした、要領を得ない説明』に対して、いつも「うん、うん。いいですね〜!」と、とても嬉しそうに頷いてくださるので、本当に話し易かったし、「自分達の家」を創っていく上での「自信」とか「手応え」みたいなものを感じる事ができた。

もちろん、予算の都合上、取り入れるのを諦めざるを得なかった部分もあったし、スペースの縮小を余儀なくされた事もある。
でも、建築士さんは、それらをただ単に削ったり縮小したりするのではなくて、全体的なイメージを損ねる事なく、「あ、ここは削っても問題ないね〜。」と納得できる様な形をいつも示してくださったので、ハウスメーカーとの打ち合わせの時ほど、旦那の安月給を呪わずに済んだのだった(笑)。

建築士さんと打ち合わせを始めるまで、すっかり「家づくりの打ち合わせ=身の程を思い知らされ、営業マンに疲れる事」と言う概念が出来上がってしまっていた私だけれど(笑)、やっぱりそんなワケはない。
「家づくりの打ち合わせ」は「夢を形にする、楽しくて重みのあるもの」だ

こうした時間を経て、家を建てる事ができる私達は、本当に幸せなんだと思った。


【このページの上へ】

かえるライン

*設計完了/30分の1模型

おおよその図面が仕上がった所で、「30分の1模型」を制作して頂きました。
(実は、この前の段階には「100分の1模型」もある!)。
「アンタが私の家なのかい?」と、話しかけたくなりました(笑)。

〜 皆さんも《30分の1》になったつもりでご覧下さい 〜

模型:南東外観
南東側からの外観。北側のみ二階建てで、南は和室(平屋)になってます。



模型:南西外観
南西から。手前の 木で囲われている所は、お風呂と和室から見える坪庭です。



模型:東外観
東から。金網風の物で囲われた部分は、十畳程のウッドデッキです。
いずれは和室の屋根の上も、ウッドデッキや屋上緑化にしたいなぁ〜



模型:内部
屋根を外して、真上から見た感じ。実際の家の屋根は外れません(笑)。



模型:和室より
和室から眺めた、ウッドデッキとリビングダイニング。
右奥はキッチンカウンター。



模型:吹き抜け
ウッドデッキから覗き込んだ、リビングの吹き抜け部です。
ここには、ニャンズ用の梁と人間用(?)のブリッジが架かります。


【このページの上へ】