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七輪で焼くオカリナ
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七輪を使ったオカリナの焼き方は数多くのHPで紹介されていますが、私なりの簡単な焼き方を紹介したいと思います。
この焼き方のポイントは七輪の中で木炭の燃え上がる速さを利用してゆっくりと温度を上げで行く事とオカリナをアルミホイルで包み平均に熱が伝わるようにしました。
※七輪でオカリナを焼く時は必ず屋外で行って下さい、オカリナが良く乾燥してなかったり粘土に空気が入っていると破裂することがあります、注意して下さい。


焼くオカリナはG管かF管2個をそれぞれアルミホイルで上を開けて包みます。木炭は鋸かハンマーで少し小さめにしておきます。少し大きめのC管の焼き方はこちらへ!
※オカリナをアルミホイルで包むのは、なるべく均等に温めるためです。
※木炭を細かくするのは下から平らに燃え上がるようにするためです。

アルミホイルに包んだオカリナと木炭
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火力調整口を全開にした七輪に良く熾した2、3個の木炭を入れ上から小さめにしておいた木炭をほぼ一杯に入れます。上にアルミホイルで包んだオカリナをのせ火力調整口を約5mm程に調節します。
※火力調整口の調節は使用する七輪や木炭によって異なるので1時間位で上まで木炭が燃え上がるように調節してください。

木炭を入れオカリナをのせた七輪
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約45分後上の木炭が半分くらい赤く成ったので火力調整口を全開にする。
※ここに至までに火力調整口を広げて早く木炭を燃え上がらせる様なことはしないで下さい、失敗します。時間は45分後上経っても大丈夫です。

火力調整口を全開にした七輪
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このくらいの時オカリナを裏返しにすると裏表同じように焼きあがります。返した方がヒビが入りにくいです。

全開にしてから約20分後
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約1時間15分後オカリナの上に木炭を追加。
※何度か焼いて慣れてきたら、ここで追加する木炭を最初からオカリナの上に盛って焼き始めてください、もっと簡単になりますよ!

木炭を追加
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オカリナを包んだアルミホイルもなくなっています。

木炭を追加後約30分
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木炭が燃えつきる前に火力調整口を閉じてトタン板などで蓋をする。
※蓋をするのはゆっくりと温度を下げるためです。この時密閉して火を消し木炭を残すようにするとオカリナが黒く仕上がります。より黒くするには追加の木炭を多くして木炭の燃え残りを多くすると良いです。

トタン板で蓋をした七輪
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七輪が冷めたらオカリナを取り出します。
左側2個が今回焼いたオカリナです、右側1個は前回焼いたオカリナで木炭を追加する時に上下を返して焼いたオカリナです。
磨くと最初の写真のようになります。

焼き上がったオカリナ
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トタン板と七輪の間に粘土等をはさんで密閉すると右の写真のように黒く焼きあがります。

もっと温度を上げて焼きたい時はオカリナ研究室をご覧になって下さい、植木鉢をかぶせたり煙突をつけたりして焼く方法を実験しています。

黒く焼けたオカリナ
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