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オカリナの焼き方

プロパンガス式陶芸窯を使ったオカリナの焼き方を紹介します。このガス窯は Yahoo!オークション で買った物です。電気窯に比べて値段も安く、焼けて行く中の様子を見ることが出来ます。だんだんと紅くなって行くオカリナを見ていると感動さえ覚えます。写真を撮ってありますのでご覧になって下さい。


なるべくたくさん詰めたほうが良いです、あまり少ないと焼き上がった後温度が急に下がるので製品にひび等が入ります。

窯に詰めたオカリナ
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この温度計はキットを買って組み立てた物です。正確ではありませんが素焼きをするには、これで十分です。

温度計
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ガス圧を0.02Kgで点火、400℃になるまでに1時間以上かかります。説明書には0.05Kgと書いてありますが400℃まではゆっくり温度を上げた方がオカリナの壊れる率が格段に少ないです。ここからガス圧を少しずつ上げエアー弁も開いて行きます。

約400℃
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点火後1時間50分ここからガス圧0.1Kgエアー弁全開

約510℃
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点火後2時間10分ガス圧0.15Kg

約600℃
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点火後2時間25分ガス圧0.2Kg

約660℃
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点火後2時間35分ガス圧0.25Kg

約720℃
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点火後2時間40分ガス圧0.3Kg

約760℃
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点火後2時間45分

約800℃
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点火後2時間50分
820℃になったらガス圧を少し下げて約820℃で5分程おきガスを止め窯の上部を密閉して素焼きを終了しました。窯の温度が下がるまで5時間ほどこのままにして置きます。

約820℃
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5時間ほど経ってから窯を開いた所 焼き上がったオカリナ
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今回は1個も割れずに焼き上げることが出来ました。割れる時は400℃までにボキと音がして厚みのある吹き口の付け根で割れます、オカリナを良く乾燥して400℃までゆっくり温度を上げればほとんど割れることは有ありません。私は今までに早く温度を上げすぎて20個のオカリナを焼いて13個割れてしまった事があります、急がずにゆっくりと焼いてください。

窯から出した21個のオカリナ
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