オカリナを作り始めて間もない私ですが、たった一握り位の粘土で作ることが出来るオカリナの優しい音色に魅せられて、オカリナ作りに励んでおります。 |
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右の図のように木片を削って作るか、粘土で型を作り石膏を流して作ります。できた型は細かい紙やすりで表面をつるつるに磨いてください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
約8Cmの長さの木か竹の棒を図のように加工してください。歌口の所で厚さ1mm、巾7mm位であれば吹き口の元の方は、もっと厚くして断面を楕円形にしてもかまいません。紙やすりを使い表面を滑らかにして下さい。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
長さが20Cm位で巾約3mm厚さ0.5mm位の鉄の板を加工して作ります、先の方は粘土が削れるようにして下さい。 | 自分で使いやすい形にして下さい |
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刷毛と同じ位のサイズの棒に楊枝を伍六本並べてガムテープを巻きます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
粘土を右の写真のように型より大きく約10mmの厚さに伸ばします。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平らに伸ばした粘土を型の上に載せて上から指で押さえ、時々裏返しにして縁の厚さが約7mmになるよう確認しながら粘土を移動し、よく押さえます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
歌口断面図−1 オカリナの下部に型を戻し上の図のように7mmのドリルの刃で穴をあけ作業台の縁に置き、吹き口になる所から「へら」を歌口の上から約5mmの所に出るよう刺します。 | 作業台の縁に置き「へら」を刺した所 |
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歌口断面図−2 粘土が少し硬くなったら「へら」を10mm位抜き抜き7mmのドリルの刃で穴を下まで空け「へら」を元に戻します。 | 歌口の裏側 |
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歌口断面図−3 金属のへら、7mmのドリルの刃と「へら」を使いながら図のように歌口を作ります。
| 歌口の表側 |
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オカリナの上下を合わせ吹くかまえをして指穴の位置を決めます。下側(歌口の有る方)の指穴を空けてから上側の指穴の位置を決めた方がやり易いです。写真に書いてある数字(mm)のドリルの刃で指穴を開けます。ここが自分で作るオカリナのもっとも良い所です、演奏しやすい位置に指穴を決めてください、後で調律するため穴は小さめになっています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
指穴のバリを取りオカリナの張り合わせる部分を楊枝を並べた物でザラザラにして刷毛で「どべ」をたっぷり塗って「へら」を吹き口に入れて張り合わせます。張り合わせるとき力を入れすぎてつぶさないよう注意、必ず吹き口に「へら」を入れる事。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
はみ出た「どべ」を指でこすって、合わせた所がわからない様にします。 | 張り合わせた直後 |
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音が出るようになったらカッターで体裁を整えて、チューナーを使って調律をします。 | 体裁を整え調律をしたオカリナ |
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調律がすんだら陰干しをして表面が白くなってきたら天日で干します。 |
下図の用に削ると指穴があまり大きくならない |
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オカリナが乾燥したら仕上げの調律をします、指穴の中を削るとき周りが欠けやすいので注意して下さい。
G管でなくG#、F#管でも音階さえ合っていれば立派な楽器です、調律して完成して下さい。 | 乾燥し調律したオカリナ |
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上手くいきましたか! | 素焼きしたオカリナ |
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素焼きのままでも素朴で良いですよ、好みにより紙やすりでつるつるに磨いたり、黒陶仕上げにしたり、吹き口に唇が張り付かないようにアクリルラッカー等を塗って下さい。紙やすりで磨いたり、黒陶仕上げにした時は、もう一度調律をしたほうが良いです。 |
吹き口を磨き黒陶仕上げしたオカリナ |
上手くいかなくても、また挑戦してみて下さい。何度か作っているうちに必ず良いオカリナが出来ると思います。
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