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オカリナ作り方

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オカリナを作り始めて間もない私ですが、たった一握り位の粘土で作ることが出来るオカリナの優しい音色に魅せられて、オカリナ作りに励んでおります。
オカリナを愛する皆様に正確なKeyのオカリナが簡単にできる、ユニークな作り方を紹介したいと思います。一般的な作り方は中をくりぬく方法ですが私の場合、型にかぶせる方法で作成します。この方法の良い所は同じ調子のオカリナが作り安いことです。また調子は同じでも、同じ形体のオカリナが出来にくいため、手作りらしさが出てきます。
作文が下手な私ですので表現が上手くいきませんが、メールで質問をお受けしますのでオカリナ作りに挑戦してみて下さい。



G管オカリナを作るのに必要な道具
  • 吹き口を作る木か竹のへら

  • 歌口作成用金属のへら

  • 細工用やすり(かまぼこ型の先のとがった細い物)

  • カッターナイフ

  • ドリルの刃(3mm〜10mm位まで)

  • オカリナの上下の接着面をザラザラにするための棒

  • どべ(粘土をトロトロに水で溶いた物)を塗る刷毛

  • チューナー(玩具でなく、楽器のオカリナを作るには必要です)

  • 定規

  • 紙やすり(120番位と400番以上の細かいもの)

  • はかり(なるべく小さな単位で量れるもの)

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「型」の作り方

右の図のように木片を削って作るか、粘土で型を作り石膏を流して作ります。できた型は細かい紙やすりで表面をつるつるに磨いてください。

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吹き口を作る「へら」の作り方

約8Cmの長さの木か竹の棒を図のように加工してください。歌口の所で厚さ1mm、巾7mm位であれば吹き口の元の方は、もっと厚くして断面を楕円形にしてもかまいません。紙やすりを使い表面を滑らかにして下さい。

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歌口を作る金属の「へら」の作り方

長さが20Cm位で巾約3mm厚さ0.5mm位の鉄の板を加工して作ります、先の方は粘土が削れるようにして下さい。
吹き口のへらを抜いた後の中を滑らかにするために、先を加工しない同じ位のサイズの鉄の板を別に用意すと良いです。

自分で使いやすい形にして下さい
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接着面をザラザラにする楊枝のついた棒の作り方

刷毛と同じ位のサイズの棒に楊枝を伍六本並べてガムテープを巻きます。

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オカリナ作成の準備

  • 粘土、小原黄土ー細(素焼きするとレンガ色になる)、貫入土、赤津貫入土(素焼きするとクリーム色になる)などが良いですが、きめが細かく粘りがあれば良いです。
    上部用約90g下部用約140g

  • 径が10Cm位の蓋のある入れ物に粘土を水で溶いて「どべ」を作っておきます。



オカリナ作成

粘土を右の写真のように型より大きく約10mmの厚さに伸ばします。
吹き口になる所は倍位の厚さにします。

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平らに伸ばした粘土を型の上に載せて上から指で押さえ、時々裏返しにして縁の厚さが約7mmになるよう確認しながら粘土を移動し、よく押さえます。
型を取ったとき右の写真のように、なるようにして下さい。
ここが他のオカリナ作りと違う所です、慣れてくると粘土をくりぬくより早く、同じ調子のオカリナを作ることが簡単に出来ます。

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オカリナの歌口を作る

歌口断面図−1
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オカリナの下部に型を戻し上の図のように7mmのドリルの刃で穴をあけ作業台の縁に置き、吹き口になる所から「へら」を歌口の上から約5mmの所に出るよう刺します。
この時7mmの穴は、つぶれても大丈夫です。吹き口の部分だけ指で修正して下さい。
型をはずし粘土が少し硬くなるまで置きます。

作業台の縁に置き「へら」を刺した所
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歌口断面図−2
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粘土が少し硬くなったら「へら」を10mm位抜き抜き7mmのドリルの刃で穴を下まで空け「へら」を元に戻します。
この状態で金属のへらを使い写真のように裏と表を削ります。

歌口の裏側
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歌口を完成させる

歌口断面図−3
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金属のへら、7mmのドリルの刃と「へら」を使いながら図のように歌口を作ります。
7mmのドリルの刃で歌口を整え「へら」を刺して「へら」に合わせてエッジを削り「へら」を抜く、この作業を2、3回繰り返すと歌口がきれいに仕上がります。 吹き口から覗いてエッジが吹き口の下側すれすれが良いようです。
出来たら手の平の上にのせて吹き、音が出れば歌口の完成です。

歌口の表側
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指穴を空ける

オカリナの上下を合わせ吹くかまえをして指穴の位置を決めます。下側(歌口の有る方)の指穴を空けてから上側の指穴の位置を決めた方がやり易いです。写真に書いてある数字(mm)のドリルの刃で指穴を開けます。ここが自分で作るオカリナのもっとも良い所です、演奏しやすい位置に指穴を決めてください、後で調律するため穴は小さめになっています。

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上下の張り合わせ

指穴のバリを取りオカリナの張り合わせる部分を楊枝を並べた物でザラザラにして刷毛で「どべ」をたっぷり塗って「へら」を吹き口に入れて張り合わせます。張り合わせるとき力を入れすぎてつぶさないよう注意、必ず吹き口に「へら」を入れる事。

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はみ出た「どべ」を指でこすって、合わせた所がわからない様にします。
「へら」を抜き指穴を押さえずに吹いて音が出ればOKです。(指穴を押さえずに吹くのは最高音が出ていれば普通低音は出ます)
音が出ない時は吹き穴から覗き、エッジの位置(今なら吹き口に「へら」を刺して吹き口の先を上下して調整できます、張り合わせながらずれる事か多いです)、吹き穴の内側が滑らかになっているか(もう少し粘土が硬くなるのを待って先のとがってない金板の「へら」で滑らかにする)、吹き穴の高さが歌口の所で1mm位になっているか確認してください。(1mm以上になっていたら、上からチョッと押して狭くして下さい)

張り合わせた直後
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体裁を整え調律

音が出るようになったらカッターで体裁を整えて、チューナーを使って調律をします。
張り合わせる時に指穴がつぶれるので、もう一度同じドリルの刃で穴を整えます。
ドの音の出る押さえ方をしてG管ですのでFの音が出ればKOです。(粘土が乾燥すると1音位上がるため)次にレの音の出る押さえ方をしてGの音が出ればKOです、音が低いときはドの音の穴を大きくします。このようにミファソ…と調律していきます。(吹く息の強さは同じにする事)
下の音階表を参考にして穴を大きくし過ぎないよう慎重に調律して下さい。穴を削るのは細工用やすりか金属の「へら」を使用して下さい。

体裁を整え調律をしたオカリナ
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C調音階
B♭調音階B♭E♭
G調音階F♯
F調音階B♭
E♭調音階E♭G♯B♭


調律がすんだら陰干しをして表面が白くなってきたら天日で干します。

下図の用に削ると指穴があまり大きくならない
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最後の仕上げ

オカリナが乾燥したら仕上げの調律をします、指穴の中を削るとき周りが欠けやすいので注意して下さい。

G管にならなかった時

  • 調子が高いときは、もう少し厚く作るか型を大きく作りなおして下さい。

  • 調子が低いときは、もう少し薄く作るか型を小さく作りなおして下さい。

G管でなくG#、F#管でも音階さえ合っていれば立派な楽器です、調律して完成して下さい。
厚くしたり薄くしたりするのは指穴もオカリナの容積にはいるからです、型を作るときは数値表を参考にして下さい。

乾燥し調律したオカリナ
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上手くいきましたか
玩具にならずに楽器のオカリナになりましたか?
この状態で演奏することも出来ます、あまり吹きすぎてこわさないように
後は素焼きをして、もう一度調律をすれば完成です。
右の写真が素焼きをしたオカリナです。ここで紹介した写真は粘土から完成まで全て同一の物です。

素焼きしたオカリナ
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素焼きのままでも素朴で良いですよ、好みにより紙やすりでつるつるに磨いたり、黒陶仕上げにしたり、吹き口に唇が張り付かないようにアクリルラッカー等を塗って下さい。紙やすりで磨いたり、黒陶仕上げにした時は、もう一度調律をしたほうが良いです。
私のオカリナ工房も参考にして下さい。また素焼きにするのは窯でなくとも七輪陶芸など色々ありますのでネットで検索してみてください。このHPの「七輪で焼くオカリナ」もご覧になって下さい

吹き口を磨き黒陶仕上げしたオカリナ
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上手くいかなくても、また挑戦してみて下さい。何度か作っているうちに必ず良いオカリナが出来ると思います。
上手く出来た方は、F管、C管に挑戦してみて下さい。 また一度に1個作るのではなく、2個、3個と個数を増やしてみて下さい、私はG管で7個作ったことがありますが良いものを作るには3個位が良いと思います。(一度に何個も作るには個数だけの「へら」が必要です)
質問のある方は似て連絡下さい。お待ちしております。
それではご健闘を!!

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