のほほん


〜 不妊治療を始めるまで 〜

初潮を迎えてから現在まで、例え1年間でも継続して 順調に生理が来た事ってあったっけ? なんて考えてしまう程、元々生理不順(すぐ止まってしまう)な体質だった。

だけど、たまに生理があったかと思えば、貧血・吐き気・下痢を伴うひどい生理痛で、道端に倒れたりする様な有様だったので、生理不順に悩むどころか、「生理なんて来ない方が楽〜♪」って思ったりもしていた(笑)。

それに、母親は不妊治療経験者の上流産体質だし、姉も流産体質(習慣流産ってヤツ)で、一人目の子供を産んでから、私の知る限り3回は流産していて、 やっと産まれた二人目は、上の子と10歳も年齢が離れてしまっている。(まさに「不妊家系」って感じですが:汗)。

そこに持って来て自分の体質なわけだから、10代後半の頃から、『きっと私も、子供ができにくいタイプに違いない』と覚悟を決めたりしていた。

でも、平成12年に24歳で結婚した当初は、時間的に不規則な勤務体系の仕事に就いていた為、基礎体温の記録も通院もままならない状態だったし、 「まだまだ若いから〜☆」と、高を括っていた所もあって、なかなか子供ができなくてもあまり気に留めず、不妊治療に取り組む事を ズルズルと先延ばしにしていたのだった。

ところが結局、不妊治療以前に、3か月・半年と、生理自体が止まってしまう事が多くなって来てしまい、 いつまでも呑気な気分ではいられなくなってしまったのである。

そして、渋々始めた病院通い。
この頃はまだ、どちらかと言うと「子供を作る為」と言うよりは、「生理を起こす為」の通院生活だった。
「生理が止まっちゃったんです〜」と病院に行って、薬や注射で強制的に生理を起こして貰う事の繰り返し。
生理が止まっている間は不安になったりもするけれど、「病院へ行けば、生理を起こして貰えるからいいや」なんて思ってた。

気持ちの上でもそんな状態だったし、仕事を優先していたから、通院もサボりがち。 基礎体温付けるのも、気が向いた時だけ適当に・・・って感じでいた私。

ところが、そんな「不真面目患者」を続けていた私に、ある日先生が、キレた!(笑)。

そんな風じゃアナタ、子供できないよ?』と・・・。

初めは傷付き、一瞬先生を嫌いになった私だが、言われてみればまさにその通り。
夫婦二人とも子供が大好きで、せっせと子作りに励んではいたけれど、気がつけば2年の月日が過ぎてしまっていた。
生理が遅れて「できたかも?」なんて思っても、所詮ただの生理不順でしかない日々だった。

そろそろ本腰を入れなくちゃいけないな。

その時、初めてそう思った私。
だって、生理が止まってるって事は、卵を産んで(排卵して)ないんだから。
排卵しなくちゃ、どんなに子づくりに励んだって 子供はできないのは当たり前。
まずはとにかく、卵をきちんと産まなくちゃ!!

それから、私の不妊治療が始まったのです。


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