近年の犯罪多発化により、各国の入国管理が厳しくなってきています。それに伴い、世界的にパスポートのIC化が急がれています。日本においても2005年6月の旅券法改正によりICパスポートの導入が決定され、2006年3月20日より発行が開始されました。

さて、気になる
ICパスポートですが、今までのものとどう違うのでしょうか?右記写真が、今回導入されるICパスポート。従来のものと一見かわりませんが、よく見ると中央下に見慣れぬマークが。これはICパスポートの世界共通マーク。

中を開けると、冊子と一体になったプラスチックカードのページがあり、ここにICチップが内蔵されています。ICチップには、顔写真、氏名、国籍、旅券番号など、写真のページに記載されている事項が記録されています。
例えば写真の貼り替えをしてパスポートを偽造しても、ICチップに記録された写真情報と違うので見破れるというわけです。

現在はまだ
ICパスポートを利用したチェック体制は各国様々という感じですが、今後急速に対応が進められていくことは必至です。
  
(1)プラスチックカード、(2)ICチップ、(3)通信アンテナ (通常はプラスチックカードに内蔵され見えません)
ICパスポート〜左:5年有効、右:10年有効(中央下に世界共通のICパスポートのマークが!)

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2006年3月20日からICパスポートの申請受付開始