準備する資料、申請から発行までの期間(約1週間)など、
基本的には従来と同じです。異なる点はズバリ3つ。
1.写真の規格が変る〜顔の部分が大きくなる
写真の大きさは、縦45mm×横35mmで変りませんが、顔の占める割合が多くなります。
※2006/3/20から約半年間は従来の規格でも受理可能
・顔の縦の長さ 従来:27mm±2mm → 新規格:34mm±2mm
2.旅券発行手数料が1000円UP
手数料はICチップ実費代として1000円UP。
10年用:16,000円、5年用:11,000円
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右:ICチップ読み取り装置/左:ICから読みとった情報 |
3.パスポート受取時に、ICチップの情報を確認する
受取時に画面で、ICチップの情報が正しいことを確認します
上記以外は従来とかわりませんので、手続きの詳細は
外務省ホームページで御確認ください。
手元にある従来のパスポートは…使えるの?
新型パスポートの概要はわかったとして、気になるのが有効期限の残っている手元のパスポートがどうなるかということ。
ずばり、
そのまま有効期限まで利用できます。希望があれば切り替えもできますが、通常の申請料がかかる為、今急いで変更する必要はないと思います。先にもお伝えしましたが、今のところ
ICパスポートのチェック体制や設備の投入が進んでいない国も多いので、今後の様子を見ながら切り替えを検討するといいかと思います。

昨今多くの国際的な犯罪の影にパスポート偽造問題が関与しているのはよく知られています。犯罪防止はもちろん、自分のパスポートがこのような犯罪に使われない為にも、パスポートを大切に保管することの重要性を理解しておきましょう。
また、新しいICパスポートですが、電子機器のため取り扱いに注意を要することがあります。この辺りも
外務省のページで確認をしましょう。