フィンガーピッキングの場合、基本的には、1弦を薬指、2弦を中指、3弦を人差し指、4〜6弦を親指で弾くようにします。(あくまでも基本、最終的にはやり易いようにやれば良い。応用は基本をマスターしてからやりましょうね!)
※以下のフレーズは、1小節ごとに違うパターンを入れてありますが、スペース節約のために変えてあるだけです。
1小節ごと、何度も繰り返しトレーニングしてください。
C G C G C G 1弦|-----------------‖-----------------‖-----------------‖-----------------‖ 2弦|-----------------‖-----------------‖-----------------‖-----------------‖ 3弦|-----------------‖-----------------‖-----0-----------‖-----------------‖ 4弦|-----2-----------‖---2---2---------‖---2---2-----0---‖-----------------‖ 5弦|-3-----------2---‖-3---3-----2---2-‖-3---------2---2-‖-----------------‖ 6弦|---------3-------‖---------3---3---‖---------3-------‖-----------------‖ └─例1─────┘└─例2─────┘└─例3─────┘
上の例1〜3は、ベース音の練習です。この場合、全て親指で弾いてください。
例1.あらかじめ5弦3フレット、4弦2フレットを押さえ、5弦、4弦を四部音符(タン・タン・・・)で順に弾く。
例2.例1と押さえ方は同じで、音長を八分音符(タ・タ・タ・タ・・・)で弾く。
例3.今度は3弦も使用します。押さえ方は前の例と一緒です。
※3音目で3弦を使用します。この場合、上でも述べたとおり、人差し指で弾くべき箇所です。
親指だけで弾く場合と、どちらのパターンでも弾けるよう、練習しておくと後々役立ちますよ。
ここでは↑で練習したベース音に、メロディーを乗せる感覚を覚えていきます。
C G7 C G7 C G7 C G7 1弦|-0---0---1---1---‖-0---0---1---1---‖-0------1--------‖-0-0-0-0-1-1-1-1-‖ 2弦|-1---1---0---0---‖-1---1---0---0---‖-1------0--------‖-1-1-1-1-0-0-0-0-‖ 3弦|-----------------‖-----------------‖-----0-----------‖-----------------‖ 4弦|-----2-----------‖---2---2---------‖---2---2-----0---‖---2---2---------‖ 5弦|-3-----------2---‖-3---3-----2---2-‖-3---------2---2-‖-3---3-----2---2-‖ 6弦|---------3-------‖---------3---3---‖---------3-------‖---------3---3---‖ └─例4─────┘└─例5─────┘└─例6────┘└─例7─────┘
いきなりだと、難しいと思いますので、最初は1弦・2弦のみ弾いてください。
慣れてきたら親指でベース音を鳴らしながら、ゆ〜くりでいいので、一緒に弾けるようにがんばりましょう。
例4.まず前半箇所、5弦3フレット(薬指)・4弦2フレット(中指)・2弦1フレット(人差し指)
(1弦も使用しますが、開放弦なのでそのままで良いです)を押さえ、1弦、2弦、5弦を同時に弾く。
次に1弦、2弦、4弦を同時に弾く。(使う指はそれぞれ、1−薬指・2−中指・5−親指)
※これが出来たら、何回も繰り返し弾き、感覚を身に付けましょう。
そして後半箇所も同様です。6弦3フレット(薬指)・5弦2フレット(中指)・1弦1フレット(人差し指)
(2弦も使用しますが、開放弦なのでそのままで良いです)を押さえ、1弦、2弦、6弦を同時に弾く。
次に1弦、2弦、5弦を同時に弾く。(使う指はそれぞれ、1−薬指・2−中指・5−親指)
※リズムは、タン・タン・・・・と取ってください。
いきなり出来ない場合は、前半箇所をコードチェンジせずに、ひたすら繰り返し弾き、次に後半箇所を
ひたすら弾いて、つぎに前半箇所を何回か繰り返し、後半箇所を弾き始めるような感じで、だんだん
コードチェンジのタイミングを早めていくようにすると良いと思います。
※以下の例でも同様に練習してみてください。
2号館で動画付きで説明してみました。こちらもあわせて見てもらえると分かりやすいかと思います。
例5.使う弦は例4と一緒です。もちろん使う指も一緒です。
違う点は、1弦・2弦のリズムは、タン・タン・・・に対して、ベース音はタ・タ・タ・タ・・・です。
タン・タン・・・と体でリズムを取りながら弾くようにすると、覚えが早いと思います。
例6・例7.↑と同じ感じでトライしてみてください。
これも出来たら、自分で色々なパターンを考えて、やってみると、更に幅が広がるでしょう。
C G 1弦|---------0---1---|-3---1---0-------‖-----------------|-----------------‖ 2弦|-1---3-----------|-------------3---‖---------0---1---|-3---1---0-------‖ 3弦|-----------------|-----------------‖-0---2-----------|-------------2---‖ 4弦|---2---2---2---2-|---2---2---2---2-‖-----------------|-----------------‖ 5弦|-3---3---3---3---|-3---3---3---3---‖---2---2---2---2-|---2---2---2---2-‖ 6弦|-----------------|-----------------‖-3---3---3---3---|-3---3---3---3---‖ └──例8─────────────┘└──例9─────────────┘
例8・例9.ベース音のリズムがタ・タ・タ・・・となっておりますが、最初はタン・タン・・・で、慣れてきたら、ベースのリズムを八分音符に早めるで良いと思います。
で・・・弾く時のコツは、8を例に話すと、5弦(薬指)・4弦(中指)を押さえっぱなしにし、余った人差し指(1・2フレット担当)・小指(3フレット担当)でメロディー部分を押さえてあげます。
これをしっかり練習し、色々なパターンで弾けるようにすることで、簡単な曲であれば、すぐにソロギターを楽しめるようになります。頑張ってくださいね。
注! これらの練習は、最初は当然難しく、指が絡まる感覚に陥り、泣きたい気分になってしまうこともあるでしょうが、つまらなく辛い練習をすればするほど、上手になることができます。あせらず、ゆ〜っくりとトレーニングしてくださいね。
では次のページで、実際に曲を使いながら練習しましょう。