佐野市 才川源流から渡良瀬川まで
佐野市 石塚町から渡良瀬川に合流するまでの延長11Km程の小河川の旅です。
ここが才川の源流源頭になります。この上は県道で水路は現在有りません、ここの場所から水が湧き出し、いくつもの湧水と合流し
南下し才川となり渡良瀬川に合流するまで10km程の旅のはじまりです。
ここは源頭から100m位ですが、いくつもの湧水で流れが始まり透明度も増し画像は3月ですが、水温が一定の為か水草が多く
見られ冬でも枯れることはありません。
田んぼの中を800m程南下すると、急に水路は広がり湧水もさらに増して大きな沼地になり水深も1m位になります。ここでは流れも緩やかになり
、鯉、ヘラ鮒,はやが釣れますので何人か釣り人もみられます。夏季に私が水辺に近づいた所、イタチかカワウソのような生き物が池に飛び込み
泳いで中央付近の枯れ草で丸く作った浮き巣に逃げる姿を見ましたが最近は見ていません。
水も綺麗で水底まで見えます、特に夏は水量も増して自然環境は素晴らしくて、付近を散歩するとストレス解消になります。ここでしばしの休憩を
している方も見られます。ここが才川の一番良い場所だと思います、この自然環境を何とかして守れればいいと思っています。
ここからは又細い水路となり標高差が在る為流れが強くなり南下して行きます。
ここからの4枚の写真は6年後の現在のものです、ペットボトルやゴミが捨てられており残念ですが、まだ水質はきれいです。
ここから先は佐野市小中町になり人丸神社の東側の湧水と合わせて、やすらぎの湯の西側を通り中流域になり更に南下して行きます。
この辺は佐野市上羽田町になり、西側は羽田梨や桃で有名な果樹園地帯で東側は水田稲作地帯に才川を挟んで分かれています。
ここまで下って来ますと下流域になり渡良瀬川の水量の影響が出てきて、田植えの季節になると渡良瀬川の水門を閉める為流れが
弱くなりヘラブナ釣りが可能になり釣り人が、よしの間に釣り座を作り釣っています。この辺になると水田地帯の排水路にもなる為、水は
濁りが出てきますが、ヘラブナの泳ぐ姿を見ることも有ります。
ここは国道50号の下で東側には、管理釣り場で有名な田島池が有ります。源頭から7Km程の地点で川幅は最大になり30mくらいで、
河原にはヨシが密生しています。この辺は東川に一級河川の菊沢川が有り、その支流などに挟まれ以前は池や沼などの湿地帯だった
そうですが今は工業団地になっており、田島池だけ残っています。
ここが才川の延長11Kmの終着点です。左側が渡良瀬川の本流右側が才川の河口で、遠く見えるのが東武鉄道佐野線です。ここから渡良瀬川を
少し下った所に水門関が有り、群馬県側の農業用水に使う為この時期は閉切り状態になり流れはほとんどなく、この辺が鯉やヘラブナ釣り
の絶好のポイントになっております。