ドラマティック☆ライブ / DRAMATIC TOUR 2003
(押尾コータロー)

昨年12月に発売されたDVDです。僕はコータローのファンなので、もちろんすぐに購入しました。

ソロギタリストって、僕の場合クラッシックギタリストのイメージが強かったのもあり、静かな雰囲気の中で自分に陶酔しながら演奏する姿を想像してしまいます。(このイメージは、このDVDの中でもパロディーっぽくやってます。)

しかし押尾コータローのライブを観ると、今までのそんなイメージを一掃し、ソロギターのライブも気軽に行ける楽しいものなんだな・・・って思うことができます。面白いからといって、色物とは全く違う、テクニックと飽きさせない演出、美しいメロディーが十分に詰まった2時間です。

もちろん練習にも大いに役立ちます。僕は彼の変則奏法をマスターしようと、丁寧な解説の付いたスコアを購入して練習してみましたが、感覚的に中々理解できない(どう指を動かしているのか想像できない)箇所が大量にあり、イライラ値がグンと上昇してしまう・・・そんな思いをしていました。でもそんな時はDVDを観ながら、右手と左手の動きを研究することによって、彼にはなれないにしても、彼の曲を自分なりに弾けるようになる為の近道になるのではないかと思います。

そんな練習を繰り返していると、10代の頃にガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュに憧れ、同じようなことをしていたことを思い出し、当時あった色々な出来事を思い出します。そして懐かしい思いになり、当時であれば「30歳なんてオヤジもいいとこだ」と考えていましたが、10代の時と同じ思いでギターを弾いている自分に気付き、ニヤッとしている自分に気付きます。

当時はスラッシュのようにプレイしたいと思い続け、東京ドームでスラッシュを見る目はアイドルを見る眼差しをしていました。きっと今押尾コータローのライブへ行ったら、同じ眼差しで見つめ続けるのでしょうね。

こう考えると、いつまでも夢を持って楽しめるギターに出会えたこと自体が幸せなことなのかもしれません。

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